正真正銘のオーガニック化粧品を
作るために、知るために。

 

とある恩人の1人が私に教えてくれた。

「本物のオーガニック化粧品なんて無いよ。
それは、自分で作ることさ。」と —

本当にその通りだと思った。

 

 

それから私は
有機認証と野生、無農薬と自然栽培について
徹底的に学び始めた。

 

オーガニック化粧品の販売の現場にいて
最近感じることは
日本のお客様は「オーガニック認証」への拘りは弱く

認証があるからといって
優先的に消費するわけではない。

 

 

海外だと富裕層が
オーガニックな製品を買う地域があったり
(アメリカなんて特に)
ヨーロッパでは地域で盛んになるけれど
日本にはそういったオーガニックエリアはない。

 

 

オーガニック化粧品の消費の多くは関東にある。

 

三代都市とは言えど
名古屋と大阪はまだ未開拓地で
関東で売れなければ生き残れない。

 

 

 

では、「本物の化粧品」ってなんだろう —

 

 

私が25歳の時
それらに気がついてまず行動したのは
しっかりと「伝えていく」という作業だった。

 

オーガニック化粧品を
最終的に作れるようになることは
ゴールであったが

 

私の人生を丸ごと変えてくれた
この業界を持続的にするには
下記のことが必要不可欠だと思っていた。

 

■女性が永く続く雇用環境があること

(美容業界は経営者が男性陣、現場が女性陣であることが多い。ここを女性が主役になり出産や結婚等の家庭環境の変化に影響されない雇用環境を作る必要があった。分かりにくいオーガニック化粧品を伝えるには「人の手や言葉」が必要。そのためにも女性が女性に化粧品を伝えていくことは、絶対的に必要不可欠だった。)

※映画「パッドマン」をみてほしい。
女性用のナプキンを男性が売るよりも、同じ悩みを持つ女性が売る方が親和性が高いことを感じる映画。

■オンラインだけではなくリアルで「伝えられる」店舗や学校を作ること

(いくら綺麗なホームページを作っても新しいものはどんどん生まれていく。人を育て場所を整え、手肌に触れて香りを嗅いで確認出来る場所を作ることは「使ってみないと分からない」化粧品には必要不可欠。知ってもらうだけならオンラインの方が早いが、永く使ってもらうためにはリアルが必要。そこにエステやカウンセリング施設、スクールを作ることで、深く知りたい人と浅く知りたい人で顧客満足度の上がる仕組みをきちんとこちら側が整備してあげる。)

■市場が小さいからこそ多くの経費を掛けず、コミニュティの中で物流を作る

(オーガニック化粧品の市場は狭い。そもそもまだ大きな利益が見込めない業界だ。ここでいきなり大きな投資をしても回収できず、その皺寄せが化粧品の金額高騰に繋がり結果的にお客様は買えなくなる。であれば低予算で横に着実に展開していき、本質の高い物を【ロイヤルユーザー】にのみ販売していく方がいい。理解がまだ浅いケミカルユーザーよりも興味関心があり、できれば私たちの媒体や書籍、スクールで学んだ人に永く使ってもらえるよな価格帯や仕組み(例えば卸売や会員割引など)を整えてあげるだけで、認知度は低くともロイヤルユーザーたちが継続的に使ってくれるようになる。)

オーガニック化粧品市場の中で
確かなものを作り続けるには。

 

オーガニックやエシカル化粧品のエキスポに行くと
単独大型出店しているブランドは
とても少ないことに気がつく。

 

それだけ小さな企業が
日本には乱立していることがわかる。

 

日本ではまだ
オーガニックやエシカル化粧品の
市場価値が思うように追いついていかない。

 

それはアパレルも食品も
大差はないのかもしれないが

それでも未来のために
私たちは挑んでいかなくてはいけない。

 

 

それが「持続可能な開発目標」だとすれば

事業を行うすべての人たちが、今
この目標に向かって少なからず
向かっていく必要があって。

 

 

 

 

 

 

 

 

「だからこそ、
今のうちに私達は本質をとことん極める。」と決めた。

 

 

〈なんとなくオーガニック〉な物を最初から作ると
それが当たり前になり

安い物をより求めるようになってしまう。

 

 

大切なことは
「どうしてオーガニック化粧品は高いのか。」など含め

誤解を解きながら
適切な理解をしてもらうための活動が
長い期間を掛けて必要になるから。

 

 

私がコロナの渦中
決して諦めることなく
宮﨑に通いながら
2年で化粧品工場製造業取得まで出来たのは

間違いなく
「社会が止まっている
このタイミングにやるしかない」
〈本質を知る〉タイミングが来ていたからだ。

 

 

 

 

ORGANIC MOTHER LIFEが作る化粧品工場が
オーガニックじゃなかったら意味がない。

 

そう、お客様に言われた気がしたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

年齢や性別なんて関係ない
本質を極めることに早すぎることはない

 

 

 

オーガニックリテラシー(判断基準)
大切にしながら
それでも女性雇用100人を目指すには

ボランティアではなく
ビジネスにならなくてはいけない。

 

 

自宅サロンを始めた頃は
ボランティアでも最初はいいと思っていた。

 

でも、それでは続かないし人も雇えない。

いい製品を作ることも
いい製品を届けることもできない。

 

 

 

資金がないと
結果的に「良いもの」が作れないことを知ったのだ。

 

 

 

 

 

そして広めていかないと

単価も高くて買いにくく
一人一人の負担が大きくなってしまう。

 

「少しでも買いやすい顔が見える化粧品を」
そこを目指すならば

圧倒的な認知度が必要だからこそ
私は毎日書き続ける必要があった。

 

 

 

お客様のことを一番に思えば

安くて良いものを
より早く届けてあげたい。

 

 

 

でも、従業員や生産者ことを思えば

適切な値段で良いものを
適切な時期に生み出していきたい。

 

 

 

 

この〈生産者と消費者の不協和音〉
取り除くためには

まず私が生産者も経験しないと
気持ちも分からないだろう、と思った。

 

 

その中で農業や自然の難しさを知り
いかにオーガニックな一次産業
その先の二次、三次を支えているか

私自身が土に触れて知る必要があったのだ。

 

 

だからこそ、工場の裏庭
住宅街のど真ん中に放棄された
竹林1000坪の土地を

「有機JAS認証取得ハーブ農園」にするための
取り組みを始めた。

 

 

先日、有機団体に相談をし
来月から指導を受け
一年の転換期間を経て「有機JAS認証」を目指す。

 

30種類ほどの有機ハーブを
育てることを目標に新しい挑戦の始まるのだ。

 

 

新富町の畑で有機農業を勉強しながら
一年後自社でも栽培できるように向き合いたい —

 

何も有機栽培の大変さを知らずに
「これオーガニックですか?」と
不躾な質問を農家さんにしていた頃の自分に
教えてあげたい。

 

 

 

それがどれほどに、大変なことか —-

 

 

 

 

 

「有機自社農園を持つ」

その夢を叶えるために
今できることを始めたい。

 

 

そこで生まれた有用植物達は
女性の素肌とともに
地域を美しくする化粧品へと生まれ変わる。

 

 

隔たりも遮りもない。

真っ直ぐにお客様のもとへ
質の良い製品を届けるために。

 

「出来ることを諦めずにちゃんとやりきること。」

 

 

 

そういえば
お母さんが昔言っていたな。

 

 

 

「人脈も資金も学歴もないなら
手に職をつけて
人と違うことを成し遂げなさい」って。

 

今ならわかる気がするよ、本当に。

 

 

 

 

 

女性雇用100名を目指して

 

そこで見た景色を
都心でオーガニック化粧品を買う消費者に
「伝え見せていく」ためには

多くの媒体や店舗、製品が必要。

 

 

こんな遠くまで多くの人を
この工場まで呼ぶ訳にはいかないからこそ

写真や動画はもちろんのこと
私が出来ることはなんでもやらなくては。

 

 

まずは化粧品製造業取得のために
工場を作る必要があったが

その期間は2年を要する。

 

 

 

その間の時間を無駄にはできず
知り合いの開発コンサルタントに依頼して
化粧品の処方の作り方から
物性検査、菌検査などの安定試験まで
全てを学び始めた。

 

 

それは、中学生の化学からやり直すことから。

 

 

2年と言う長いような短い期間を経て
生まれたオーガニック化粧品工場
〈ORGANIC MOTHER HOUSE®︎
– 植物調合美容研究所 -〉は

宮﨑県在住の
フルタイム働けない子育て中の女性を
一年間に10人近く採用する予定だ。

 

 

それは男性も同じくで
家庭や趣味を優先したい人なら
男女問わず「完全フレックス勤務」
できるようにする。

 

例えば、月120時間と決めた雇用時間の中で
与えられて仕事ができるなら
自由な時間で勤務が許される。

 

 

だからこそ
私たちの会社に〈全体会議〉はない。

 

その会議があると
その日は必ず全員が出勤しなくては
いけなくなることと

その数時間を
お客様や植物から目を離すことになってしまう。

 

 

だから基本の連絡ツールは「チャット」
社長に提出する書類も最低限、メールもしない。
電話も従業員の時間を奪う。

 

その奪われた時間の皺寄せは
お客様に行き
それを丁寧に対応すれば
最後は〈家庭〉に辿り着く。

 

「真面目で真剣な人ほど、帰れない。」

 

私は時間内に仕事が終わらせられる
〈責任感がある人〉にこそ
早く帰ってほしいと思う。

 

 

だから絶対に残業はさせない。

 

 

 

それは私が
オーガニックエステや化粧品の会社を立ち上げたい
一番の理由で

〈女性雇用環境の改善〉
つまり「わたし維新」と言う社訓に繋がるから。

 

 

「環境に不平不満を言っても
そう簡単には変わらないのであれば
私自身が維新する。」

 

そうすれば
必ず周りが気がついてくれる。

 

 

その直向きさや実直さが
事業として評価されるときが
必ずやってくると —-

 

 

 

私が目指した「オーガニック事業」

元を辿れば働く人全てが
自分達の仕事や製品に納得し誇りを持ち
それをお客様に惜しむことなく伝えていく
「環境作り」にある。

 

 

自然環境も大事だけど
私は雇用環境も大切だと思っているから。

 

 

話は随分と遠回りしたけれど
私達が〈COSMOS認証〉を取得し
〈化粧品製造業〉を始めた理由は、それが原点。

 

 

女性たちが隔たりなく
永く働き続けられる環境を作ること。

 

環境が変わっても、歳を重ねても
「好きなこと」に情熱を持って向き合いたい
その気持ちを理解し

大変な時こそお互いに寄り添える
そんな、オーガニック化粧品の会社を作りたかった。

 

 

この大きな社会の中では
権力も資金も持たない私たちだけれど
「一つの分野」においては
プロフェッショナルになれる、と証明するために。

 

 

私達は自分たちで創り上げたステージで
徹底的に目指した社会を創造する。

 

 

 

そこに手を抜くことはないし
多くの他の意見も必要としない。

 

大切なことは
最後まで従業員やお客様が
「同じ方向」を向き

 

人生の中でいかにやり甲斐と誇りのある仕事や
故ことが豊かになる製品を生み出し
消費し続けるか、だと思っているから。

 

 

坂田まこと

 

 

〈6月21日発売〉
#傷つくほどに美しくなれる